7 of STORY7つの物語

MATSUBARA 7 of STORY

産地の恵みを超特急で届けるインライン卵。これは採卵の翌日にスーパーの店頭に並べられるよう「鮮度」にこだわった仕組みのこと。農場とGPセンターをインラインで結ぶことで、産みたてのたまごを漏れなく収集できるので常に鮮度の高いたまごを届けることができます。

知っていましたか?たまごにお誕生日があることを。松原養鶏場では、たまごを収集した採卵日をパッケージに明記。さらにたまご一つひとつに賞味期限を貼っています。使う人にとって不安な材料をなくしたいという想いで取り組んでいます。

インラインで収集したたまごはすぐにGPセンター内にあるタワー棟に収められ、湿度・温度管理された快適な環境で出荷を待ちます。たまごの鮮度保持、トレーサビリティにおいても効果を発揮。「松原養鶏場のたまごなら間違いない」と言わしめるのは、こういった設備が整っていることも理由のひとつです。

「松原養鶏場」の名前がつくたまごはすべて、自社で育てたニワトリが産んだたまごです。良質なたまごづくりに欠かせないのはニワトリの健康。私たちは生まれたてのヒナから大切に育て、管理することで、良質なたまごを作り出しています。一貫生産だからこそ安心・安全にも自信をもって提供できます。

これまで食品の安全性は製造環境の整備や衛生面の確保だけが取り上げられていましたが、このHACCPでは、さらに原料の入荷から製造・出荷まですべての工程においてチェックします。「どこで育った何を使うか」までしっかり調査。入口から出口までのルートを明確にするからこそ、品質の高いたまごを製造し続けられるのです。HACCPは今後食品工場に義務付けられるものですが、当社は生産農場からGPセンターにおいてワンパッケージでHACCPに取り組んでいます。

これまでは、最終製品の一部分を抜き取って検査する管理法が一般的でした。しかしこれでは、すべての製品は確認できません。「HACCP」方式は、原材料の入荷から、製造、出荷までのいくつもの工程において、衛生管理をチェック。だから、安全性の高い食品をみなさんに届けられるのです。製造工程を継続的に監視し、記録を残すことで問題のある製品の出荷を未然に防ぐことが出来ます。また、もし事故が起きても、速やかに原因を特定して対応することができます。

自然光が注ぎ、窓から風が抜ける空間にいることで心地よさを感じ、ストレスフリーな時間を過ごすことができるように、ニワトリにとっても環境は大切です。高床式鶏舎では作業性を追及するだけでなく、風や光の通り道をつくり、ニワトリが過ごしやすい環境を提供しています。

鶏糞は窒素が多く、即効性のある肥料です。地場の農場に散布して野菜もイキイキ!鹿児島の野菜のエネルギー源となってリサイクルされ、地域の農業にも貢献しています。